「紙漉き体験って大人が行っておもしろいの??」
ってことで内子在住の女子たちで実際に行ってきた結果、
日常で感じることが少なくなった“初めてのドキドキ感”、自分の手で作り出した達成感、我が子を育むような愛着が生まれ、これがどう変化するのか“未知へのワクワク感”、全部乗せで楽しむことができた前回。
前回記事 【和紙漉き体験】って実際どう?体験してみた① はこちら
歴史ある作業場の空間やにおい、職人さんの所作や人柄、に直に触れられる貴重な時間であるとともに、一緒に行った仲間の新たな一面、新たな自分の発見があるのも大きい。
「紙漉き体験、おもしろ!」
その続き、翌日に乾燥作業も体験してきました!とうとう私たちの漉いた原料が、<和紙になる瞬間>。どんな和紙が完成するんでしょうか?
水分を抜いた原料の層は、乾燥作業の少し前に水で濡らして1枚ずつはがれ易くするそうです。抜いたのに再度入れるの?不思議だ…
上から1枚ずつはがします。おお~!不思議だけどちゃんとはがれる!
湿ったまま引っ張って破れないか心配になりますが、原料の繊維が互いにしっかり絡みついているから大丈夫とのこと。これが和紙の強み。
乾燥機の上で端をつまんで広げながら、刷毛でなでつけていきます。
中央から放射状に外側に向かって、入り込んだ空気を追い出すように。
乾燥機は、ステンレスの板が三角柱になったもの。
中に蒸気を送り込んで鉄板を熱し、回転させて三面に紙を貼って乾燥させます。初めて見る、面白い機械。
ヨレないように
ていねいに
ものの数十分で乾燥が終わりましたーーー
じゃーん、完成。これが私たちの漉いた初めての和紙!!
ぶ厚かったり、薄めだったり、厚さはまちまち。
途中失敗して大きくヨレたり、シワになっちゃったりで製品のような完璧な綺麗さではもちろんない。けれど、美しい。自分で作ったからこそシワすら愛おしい特別な和紙。たのしかった~。
「せっかくだからこれでなにか作りたい!」
「愛着の詰まった、じぶんだけの、なにか!」
間違いなくこうなります。
そこで次回、この手漉き和紙を使ったワークショップに参加してきます!
2日かけて作った、自分たちの和紙たちで何ができるのか、おたのしみに。
*こちらの体験プランでは乾燥体験は含みません(紙漉き体験のみ)
天神産紙の和紙を使った製品の製造・販売を行う隣接店舗 五十崎社中(いかざきしゃちゅう)での和紙ワークショップもおすすめ! 詳細はこちら