内子町の中でも林業が盛んな小田地域では、年中参加できる草木染め体験をやっています。今回は草木染めの工房をのぞいてきました!
草木染めは化学染料では出せない、自然の色が楽しめるのが特徴です。体験では布が染まる過程が分かるように、樹皮や草花から染料を煮出すところから行います。
今回はお試しということで、以前使ったビワの染液を再利用して染めてみました。ビワはオレンジやピンクに染まる染料です。ビワは染料を作る前に皮をむいたり、灰汁を用意したりと手がかかる素材だそうです。
再利用の染液でしたがこの通りかなり濃く色が入りました。布の風合いとよく合っています。
ビワが終わったら次はハゼ染めです。内子町は古くはハゼの栽培や流通で栄えた町です。今となっては貴重になっているハゼの木ですが、染物の染料にもなるとのことで、実験中だそうです。ハゼは黄色に染まります。
染めた布はよく水洗いして、陰干しします。作業がひと段落したら小田の道の駅「せせらぎ」に商品を納品します。この体験を主催している「夢ふうせん」さんは、地域づくりの一環として小田の特産品を次の世代に残していきたいと、20年ほど活動を続けられているそうです。活動を続けていることも、こうして新しいことに挑戦していることも素晴らしいなと刺激を受けた1日でした。
草木染体験栗や茜など自然由来の素材を使った染色体験です。同じように染めても一本一本色合いが異なります。自分だけのストールを染めてみませんか?